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復職の目安・条件は? 精神科専門医が解説します。

復職うつ
患者さん
患者さん

どうなったら復職できるのかしら?

院長
院長

復職にはいくつか目安がありますので、今回はそこを説明しましょう。

復職の目安

こころの病気の種類にもよりますが、下記の目安は共通です。

 復職の目安 
  1. こころの症状が仕事ができるレベルで改善している。
  2. 生活リズムが整っている。
  3. 仕事を継続できる集中力がある。
  4. 仕事を継続できる体力がある。

こころの症状が仕事ができるレベルで改善している。

落ち込んでいる女性

たとえば、うつ病の場合は、うつの症状で、

  • 十分に夜眠れず疲れがとれない。
  • 気持ちが毎日落ち込んでいる。
  • 体がひどく疲れている。
  • 頭が回らず、ミスを繰り返す。

などの問題が出て仕事を続けることが難しくなります。このような症状が、治療により仕事ができるレベルで改善していることが重要です。

生活リズムが整っている。

治療のために休職する場合もあります。休職中は治療に専念し、しっかり休むことが大事ですので、睡眠時間も長くなり、生活リズムが乱れてしまうことがあります。

昼夜逆転

しかし、復職するには仕事をしていたときと同じ時間に起き、同じ時間に寝る生活リズムに戻っていることが重要です。

仕事を継続できる集中力がある。

仕事内容にもよりますが、2時間くらいは集中して作業に取り組めることは大事です。集中力を確認する目的で、復職前の患者さんには、

院長
院長
  • どれくらいの時間、連続して読書ができますか?
  • パソコンでの作業や趣味にどれくらいの時間取り組めますか?

と質問することもあります。

仕事を継続できる体力がある。

運動

通勤をはじめ、仕事内容にもよりますが、体力の回復は重要です。特に休職をした患者さんの場合には休職中に体を動かす機会が減って体力が落ちてしまうことがあります。

症状が改善してきた場合には、まずは15分くらいの散歩など軽めの運動からはじめて、体力を元に戻していくこともお勧めしています。

院長
院長

生活リズム・集中力・体力などを確認するために、生活記録を復職前の患者さんには記入してもらっています。

生活記録表

このようなシートに、

  • 何時に寝て
  • 何時に起きて
  • 日中どのように過ごしたか

などを2週間分ほど記録してもらいます。

生活記録表

この生活記録表を元にして、

  • 睡眠の詳細
  • 日中の過ごし方

などから、生活リズム・集中力・体力を確認します。

院長
院長

週に何度も1日中休まないと疲れが取れない場合などは、復職判断を延期することがあります。


今回は復職の目安の説明でした。早く仕事に戻りたい気持ちもわかりますが、焦らずきっちり治すことが重要です。特に

  • うつは再発が多い。
  • 休職中の傷病手当金は、支給された日から1年6か月受け取れるが、途中に復職して再び休職した場合でも、はじめに支給された日から1年6か月である。

といったことに注意が必要です。

このホームページでは、出来るだけわかりやすく心の病気について説明しています。「うつ」のことや「傷病手当金」のことなど、他の記事もぜひ読んでいただき、病気の理解を深めてもらえれば幸いです。

著者:臼井 敏晶医師

院長臼井敏晶医師
診察室での院長

資格・所属学会

精神科専門医 / 精神保健指定医(厚生労働省) / 日本医師会認定産業医 / 麻酔科標榜医 / 麻酔科認定医(2017年~2022年)・日本精神神経学会 / 日本ADHD学会

略歴

愛知県立明和高校卒業後、山梨大学医学部医学科へ進学。卒業後は豊田厚生病院での研修を経て名古屋大学精神科へ入局。その後、大学の関連病院で勤務の後、2022年に大曽根駅前こころのクリニック院長就任。
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